家を買ったのはいいけど
住宅ローンを返せなくなったらどうなるの?
家を買うときは明るい未来を見てるけど
人生は何が起こるかわからないよね
「もしも」のときの解説をしていくよ
誰でも家を買うときは明るい未来を夢見ています。
マイホームならば、家族団らんのシーン、ペットとたわむれるシーン、子どもたちが走り回るシーン。
しかし、人生は何があるかわかりません。
「こんなはずじゃなかった!!」と思う人もいます。
「住宅ローンを返していくのがきつい!」ってなったときに参考にしてほしいことを解説します。
困ったときには参考にしてね
住宅ローンについて
住宅ローンは、ローン契約者本人や家族が居住するための住宅購入費用として活用することができるローンです。
自宅の購入や増改築に充てるためのローンです。
借り入れをする本人が居住する自宅にかける費用を補填することを目的としますので、賃貸経営を目的とした物件の購入費用には使えません。
融資額について
住宅ローンの融資金額は、個人の年収の約5倍~6倍が上限とされています。
年収500万円の人は2,500万円~3,000万円くらいだね
金利について
現在の住宅ローンの金利は、年利0.5%~2.5%程度です。
今は金利が低いのでローンを借りる人が増えています。
住宅ローンが借りやすいということは、家を買う人が増えるので、住宅の価格が上がります。
そして、高い住宅を買うのでお金をたくさん借りる人が増えています。
固定金利と変動金利どっちがいい?
住宅金融支援機構が行っている「民間住宅ローン利用者の実態調査(2022年4月調査)によると、変動金利を選んだ人は全体の73.9%。
対して、全期間固定型は8.9%。
残りの17.3%が固定期間選択型(固定2年、3年、5年など)となっています。
変動金利が7割を超える人気の理由は、やはりその金利の低さでしょう。
0.5%を下回る数値もあり、かつては借入額の倍と言われた総返済額も、この水準になると6~9%増といった程度なので
選択する人が増えるのも納得です。
しかし、一方で心配となるのが金利上昇リスク。
変動金利は市場金利の動きに関係なく、借入開始から5年間は返済額が固定されます。
しかし、その間金利が上昇すれば、毎月の返済額に占める元本の割合で調整されるため、金利のアップ分を免れているわけではないのです。
結局は変動金利か固定金利、どちらを選ぶ方がいいかはローンの利用者がどれだけ変動リスクに対処できるかです。
変動金利を選ぶ方がいい人は、家計に余裕があり、貯金が多く金利上昇に対応できる人です。
固定金利を選ぶ方がいい人は、住宅ローンの支払いで家計に余裕がない人です。
また30年、35年といった長期で借りている場合も、金利上昇リスクが増えてしまいます。
今は低金利ですが、これから先、金利の上昇によって家計を圧迫される人が増える可能性は高いです。
借り入れ金額はどれぐらいが適切?
毎月の返済額が、月の手取り収入の30%以内でおさめるのが無理なく返済できる金額の目安です。
手取り金額25万円なら毎月75,000円。
30年ローンなら75,000円×12カ月×30年=3,150万円だね
借り入れ期間はどれぐらいが適切?
できるだけ長く借りるのがオススメです。
月々の返済額が減るので自由に使えるお金が手元に残ります。
住宅ローンの金利は個人の借入金利の中で最も低いです。
借入期間を後から短くすることはできますが、長くすることは原則できないので長めに設定しておきましょう。
今は80歳まで借りられる銀行もあるよ
ただし35年が最長期間です
元利均等返済と元金均等返済はどちらがいい?
元利均等返済のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
◎返済額(元金+利息)が一定 ◎返済計画が立てやすい ◎元金が減るのが遅いので住宅ローン控除を使う期間が長くなる | ✖借入金残高の減り方が遅くなる | ✖同じ借入期間では元金均等返済よりも総返済額が多くなる
元金均等返済のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
◎元金の減少が早いため、同じ借入期間では元利均等返済よりも総返済額は少なくなる | ◎返済額(元金+利息)は返済が進むにつれ少なくなる ✖借入時に必要な収入が高くなる | ✖返済開始当初の返済額が高い
毎月の返済額を一定額にしておきたいので
元利均等返済を選ぶ人の方が多いよ
ボーナス返済ってあり?
ボーナスは支給額が確定していないものです。
景気に左右される企業では支給がなくなることも。
そんなときでも銀行は「待ったなし」です。
必ず返済しなければならないのでボーナス返済を組み入れるのはお勧めできません。
公務員のように確実に支給されるのであれば検討の余地ありですが、できるならばボーナス返済なしで考えるようにしましょう。
ボーナスはあくまでボーナス
あてにしない方が賢明だね
ペアローンってあり?
ペアローンは夫婦がお互いの連帯保証人となります。
前提として「離婚しないこと」と「夫婦どちらも職を失わないこと」です。
「うちは大丈夫!」と思っていても3組に1組は離婚していますし、夫婦二人が共に最後まで働くというのも長い人生では確実ではありません。
どちらか一人でローンを組んでおき、もしものときにもう一人が補填してやりくりするのが安心です。
35年先までのことは誰にもわからないので
「もしも」のときを想定しておくのが大切だよ
繰り上げ返済はすべき?
余剰資金を繰り上げ返済してローンを楽にするのも一つです。
でも返済額を減らすことで自由に使えるお金がなくなるのはどうでしょうか?
余剰資金を住宅ローンの金利以上で運用できるのであればそちらに回すのも一つです。
ただしリスクの高い投資はやめておく方がいいです。
住宅ローンは個人で借りられるローンの中では一番低い利率ですので、繰り上げ返済する前によく考えてみましょう。
家を買うためにはお金を貸してくれるけど
急な出費のときには銀行はお金を貸してくれないです
ローン返済がきついときはどうすればいい?
住宅ローン破綻予備軍とは
住宅ローンは所詮「債務」です。
ヤミ金でお金を借りると「ヤバイ人」と思われますが、住宅ローンを借りると「スゴイね、良かったね」と言われます。
でも住宅ローンも「借金」であることには変わりありません。
住宅ローン破綻予備軍とは、家を売ったときのお金でローンの残高を返せない人です。
もちろん不足してる分を貯金で補える人は大丈夫ですが、そうでない人は住宅ローン破綻してしまいます。
長いローン返済期間の中で会社が倒産してしまったり、病気になって働けなくなったときに月々のローン返済額を返せなくなる場合があります。
不景気のときを想定したローンを組むことが大切だよ
好景気のときにはしっかり蓄えておくと安心だね
住宅ローンの返済がきついときに「やってはいけない5つのこと」
住宅ローンが返済できないような困難な状況になったときは人間はつい飛んでもない判断をしてしまいます。
そんなときはまず落ち着くことが大切です。
住宅ローンの返済が苦しいときに「やってはいけない5つのこと」を解説します。
①放置
困ったときに思考が停止してしまうことがあります。
何もしたくない、何も考えたくない。
気持ちはわかりますが、何もせずに放置しておくと、状況は悪化していくだけなので良くなるように行動をしましょう。
②借金を返すための借金
毎月の返済額が足りなくなってしまい、ついすぐにお金が出てくるキャッシングやカードローンなどに手を出してしまうことがあります。
住宅ローンの金利より高い金利のローンを借りて自転車操業のようなことをしても、最悪なことになるので絶対にしてはいけません。
③ハイリスクな投資
人は状況が苦しいときほど、一発逆転できるかも?とハイリスクなことに賭けてみたくなります。
ギャンブル、宝くじ、ハイリスクな投機など。
必ずといっていいほど悪化するので絶対に手を出してはいけません。
④半年後のボーナスをあてにする
半年後にボーナスが入るからと金融機関に相談せずに半年も滞納を続けるのは絶対にやめましょう。
住宅ローンは数か月でも滞納すれば延滞金が発生し、半年も経てば一括返済を求められます。
一括返済とはローン残高すべての返済です。
黙って滞納しておいて「半年後に払おう」では遅すぎるということを理解しましょう。
⑤無理な労働
短期でお金を手にいれたいからと、明らかにオーバーワークをしてしまう人がいます。
お昼の仕事プラス深夜の肉体労働などをして体を壊してしまっては元も子もなくなります。
健康は何よりの資本ですから無理なオーバーワークはやめましょう。
じゃあ、いったいどうしたらいいの?
クリアしていく方法を解説するね
住宅ローンの返済が苦しいときに「やるべき5つの正攻法」
住宅ローンを返済できないような困難な状況をクリアするためには正攻法で突破していくしかありません。
住宅ローンの返済が苦しいときに「やるべき5つの正攻法」をご紹介します。
①支出を減らす
可能な限りの支出を減らしましょう。
水道光熱費、通信費、衣類の費用など家計を見直して支出を減らす工夫をしましょう。
格安SIMに乗り換えて通信費を見直したり
新電力会社のプラン比較なども利用しましょう
②銀行や公的機関に相談する
キャッシングやカードローンをするよりも、先ずはローンを借りている銀行や公的機関に相談してください。
返済プランの再検討や、一定期間の返済猶予、返済期間の延長など月々の支払いを軽減できる場合もあります。
まずは相談です
③借り換えを検討する
現在の住宅ローンの金利が高い場合は、より低い金利の金融機関に借り換えをする方法もあります。
今よりも低い金利の住宅ローンにすれば、毎月の返済額を減らせます。
ただし、借り換えには諸費用が数十万円かかるのと、審査や契約に手間がかかります。
これらを想定したうえで検討しましょう。
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※住宅ローンの借り換えのメリット・デメリットについての記事はコチラです
④保険が使えるか確認する
住宅ローンを組んだ際に加入した団体信用生命保険は、疾病時に保険金が下りるケースがあります。
返済できない理由が病気の場合は、保険が適用される可能性があるため、確認してみましょう。
こんなときのための保険ですからね
⑤家を売却する
色々頑張ってみたものの返済プランの再検討ができなかった場合には、家の売却を検討したほうが良いかもしれません。
複数の不動産会社に物件の査定をしてもらい家の売却価格を試算しましょう。
家の売却価格がローン残高より高いのならば、家の売却が経済状況の解決につながるかもしれません。
住宅ローンを滞納している人には任意売却
今まではまだ住宅ローンを滞納していない場合の対処策でした。
既に住宅ローンを滞納している場合は、通常の売却手段を利用することができないため「任意売却」という方法になります。
通常はローンが払いきれない状態で不動産を売却することはできません。
ローンが残っている場合は売却金額で住宅ローンを返済する必要があります。
「任意売却」とは、売却金額をもってしてもローンを返しきれない場合でも売却できる手段で、住宅ローンを滞納している方が対象となります。
ただし、金融機関が任意売却を許可する必要があります。
競売よりも家を高く売れる上、引っ越しの費用なども受けとれる可能性もあります。
競売になりそうなときは早めに任意売却を金融機関に相談する方がいいでしょう。
任意売却のことってよくわからないと思うので
まずは無料相談でなんでも聞いてみましょう
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まとめ
誰もがマイホームを購入するときは「がんばってローンも返していくぞ!」と思っていますが、長い返済期間、何が起こるかわかりません。
もしも住宅ローンを返済できないような困難な状況になったときに「やってはいけない5つのこと」をご紹介しました。
①放置
②借金を返すための借金
③ハイリスクな投資
④半年後のボーナスをあてにする
⑤無理な労働
困難な状況をクリアするための「やるべき5つの正攻法」は以下のとおりです。
①支出を減らす
②銀行や公的機関に相談する
③借り換えを検討する
④保険が使えるか確認する
⑤家を売却する
既に住宅ローンを滞納している人は競売になる前に任意売却を検討しましょう。
滞納していない方は住宅ローンの借り換えの検討をお勧めします。
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いざというときに知ってるのと知らないのでは違うよね
困ったときは慌ててるから調べることもできなくなったりするよ
まずは落ち着いてできることからやっていくのがいいね
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