マンションに住んでる友達が
匿名で「うるさい!」て
手紙が入ってたらしいニャ・・・
心あたりはあるみたいだけど
どうしたらいいだろニャ・・・
それはちょっとビックリしたね
ソボちゃんが相談に乗るよ
マンションのご近所トラブルで一番といってもいいくらい相談が多いのがこの「騒音トラブル」
今回は音を出している側の方からの相談です。
私が管理しているマンションで実際にあったお話を実例でご説明させて頂きます。
- ご近所から苦情がきた
- 小さい子供がいるので気を使う
- 匿名の手紙が入っていて怖い
そんな悩みを抱えていませんか?
騒音トラブルの原因で多いのは被害者側の「わからない」だったりします。
人間はよくわからないものを恐がり、どんどん不安になる生き物です。
相手のことがわかると騒音トラブルは軽減することが多いです。
マンション管理歴20年の私の経験から、大きな揉め事になる前に火を鎮める為のお話をさせて頂きますので
最後まで読んでいって下さいね。
✔記事の結論
- 管理会社へ相談する
- ご近所に事情をわかってもらう
- 自身も防音・消音対策をする
今回の相談者さんは
きちんと動いて下さったので
助かリました
参考になると思うので
最後まで読んでいってね
マンションの騒音トラブル
一般的に上の階の音が気になるという階下の方からのクレームが多いのですが、今回は1階に住む方が近隣からクレームを受けているというお悩み相談でした。
小さい子供の声
1階に住むAさんから管理会社へご相談の電話がかかってきました。
「ここに引っ越してから『うるさい!』と書かれた文書が郵便ポストに入るんです。妻が怖がっていて・・・」というご相談でした。
Aさんは普段は出張が多くて殆ど家にいないそうなのですが、奥さまと3歳のお子さまがいて、どうやらお子さまが夜中に大きな声で泣いたり、ドアを勢いよく開けたり閉めたりしてしまうそうなのです。
お子さまは発達障害をお持ちだそうで、自分の気持ちがうまく伝わらないことでカンシャクを立ててしまうみたいです。
奥さまも普段の育児に加えて、匿名の文書が入ることにすっかり疲れ切っているご様子でした。
「子供のすることでも私達は出ていかなければならないのでしょうか?」
と気落ちされているAさん。
お気の毒だったので少しアドバイスをさせて頂きました。
ご近所への周知
最近はご近所付き合いを面倒に思う方が増えていて引っ越した時の近隣への挨拶などもしない方が増えてきました。
マンションなどでは「空き室だった部屋にいつの間にか誰かが入って、いつの間にか誰かが出ていく」みたいな事も多くなってきています。
ただずっと住んでいる人からするとやはり気になるのです。
どんな人が入ってきたんだろう?
変な人じゃないかな?
なぜ夜中に大きな音がなるんだろう?
これってごく自然な気持ちですよね。
人間はわからないものを恐がりますし、悪い方向にしか考えなくなるのでどんどん不安になるのです。
なのでそこを解決してあげるだけで気持ちが落ち着くのです。
なのでAさんには「管理会社からお子さまの事情を話すこともできませんので、ご自身で近隣の方に事情をご説明してください」とお話しました。
近隣へのさぐり
とはいってもこんな文書を入れてくる人が住んでいるお部屋に挨拶に行くのも中々勇気が入りますし恐いですよね(笑)
私は長年このマンションを管理しているので、Aさんのお部屋の近所に住んでいる方のこともよく知っているのです。
正直、匿名の文書を出してる人もなんとなく予想できていました(笑)
ですので私の方から先に近隣の方へ電話を入れることにしました。
「ちょっと耳にしたのですが、最近、夜中にお子さんの声や大きな音がなってお困りではないですか?」
ここでは「困っているあなたのことを心配しています」風に聞くのがポイントです!
そうすると皆さん色々お話して下さいます。
「なんか夜中に子供さんの声が聞こえる時もあるけど、音はしないわね」
「夜中にドン!て何かわからない音がしてビックリして目が覚めた事もあったけどそんなに気にならないかな。小さいお子さんの声は聞いてないです」
そんなお答えだったのでそこまでひどい騒音でもなさそうだなと思いました。
そして私が予想してる上の階のBさんに電話しました。
「さあ?でも、なんか息子がうるさいな~って言ってたのは知ってるけど・・・。私も夜中に大きな音がしてそこから眠れなくなってね~。夜中に一度目が覚めると中々寝れないのよ。朝までぐっすり眠りたいのに・・・」と不満が出てきました。
「それはそうです。夜ぐっすり眠りたいのは当然のことですよね」とここではBさんの味方になってあげなければなりません。
その上で下の方に小さいお子さんがいらっしゃることをご説明させて頂き、下の方もすごく悩んでおられることもお伝えしました。
「私も子供を育てた経験あるからわかりますよ。でもね~、正直、それは相手さんのご事情で私には知ったことじゃないでしょ?とにかく夜はぐっすり寝たいのよ」
まさにそれもその通りです。
双方に折り合いをつけてもらう
近隣住民さんへのさぐりから、今はまだそこまですごい剣幕で怒っている方はいないことが判明しました。
でもこれを長引かせると取返しのつかない事態に発生していくのも経験済みなのです(笑)
なので改めてAさんには近隣住民さんの様子をお伝えし、安心して頂いたのと同時にお願いもしました。
Aさん自身にも防音・消音対策をしてもらうことを条件に近隣住民さんには「しばらく様子を見てください」と私から伝えます。
「お子さんの事情を説明してもらってもいい」とAさんが言われたのでその事も伝えさせてもらう事にしました。
その上で、できればAさん自身にも近隣の方に出会ったら一言お話してもらえないかとお願いしました。
Aさんは全て了解して下さり「お手数をおかけしました」と言って下さいました。
騒音トラブルの解決
その後、匿名文書を出してたであろうBさんとお会いした時に
「Aさんがきちんと菓子折りもってご挨拶に来て下さったのよ。ご自身も防音対策しますのでご迷惑をかけて申し訳ありませんが宜しくお願いしますって。なんだか私、悪いことしたわ~・・・」
(やっぱり匿名文書はBさん!?(笑))
ということでこの問題はとりあえず解決ということになりました。
それからAさんからもBさんからもクレームは頂いておりません。
まとめ
騒音トラブルはなんだか怖いと思う人が多いのでとりあえず管理会社へ相談するのがいいです。
本来、管理会社は共用部分の管理を任されているだけなので、住民同士のトラブルの仲裁には入りませんが、注意文書を配布してくれたり、防音対策などの相談にも乗ってくれることもあります。
そして何より大事なのは、「わかってもらうこと」
なんの音?
音のする原因は何?
なぜ音がなってるの?
音を出している人は気づいてるの?
このように原因や理由がわからないことに人間は不安になるのです。
不安を抱くとどんどん悪い方へ考えが傾いていくのです。
このようなモヤモヤを解決できれば「集合住宅に住む限り音が出るのはお互い様」と皆さんもわかっておられますので大目に見て下さることもあります。
但し、大目にみてもらうにはご自身もきちんと対策をする必要があります。
ドアや襖の戸あたりの音を軽減してくれるテープなどを利用しても良いですね。
こちら側もなんとかしようと対策はしているということを理解してもらいましょう。
また足音や物の落下の時の音の軽減の為に防音マットを敷くなどしてみてもいいですね。
タイルカーペットは飲み物をこぼす小さいお子さんがいてもその部分だけを洗えたり、取替できるのでお勧めです。
私は生まれながらに忍び足が得意なので良かったニャ♪
でもよくマットにオシッコするよね・・・
洗えるタイルカーペットには本当にお世話になってます(泣笑)
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